川越大吾の醍醐味ブログ

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【野球】45度が1番遠くに飛ぶのは間違い?

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遠投の常識を覆す? 野球のボールが最も遠くに飛ぶ角度とは

今朝のモーニングバードで、大谷翔平選手のホームランに関する興味深い解説がありました。

打球角度が35度以上と、一般的に上がりすぎるとされる角度だったにも関わらず、ホームランになったとのこと。解説では、長打に必要なバレルゾーンについても触れられていました。次のサイトは参考になると思いますのでチェックしてみてください。「長打を打つために必要なバレルゾーンとは? 元強打者とデータのプロが実践解説 | Full-Count

その中で、玉川さんが「45度が一番飛ぶわけじゃないんですね。」と、一般的に信じられている考えに疑問を呈されていたのが印象的でした。

なぜ「45度神話」は間違いなのか?

多くの方が、物体を最も遠くに飛ばす角度は45度だと考えているのではないでしょうか。

確かに、高校の理科で最初に学ぶのは、始点と終点の高さが同じ場合の放物線運動です。この条件下では、空気抵抗を無視すれば45度が最も飛距離が出る角度となります。

しかし、野球のバッティングにしろ、遠投にしろ、ボールは地上から約1m程度の高さで発射され、最終的な到達点は基準点よりも低い位置になります。

 

つまり、始点と終点の高さが異なるのです。

現実世界では水平方向の速度が重要

同じ速度でボールを発射する場合、発射角度のコサイン成分が水平方向の速度になります。始点の高さが高い場合、垂直方向の速度成分は初期状態からすでにプラスの状態です。そのため、水平方向の速度をより大きくした方が、結果的に遠くまで飛ぶことになるのです。つまり、45度よりも少し低い角度で投げた方が、飛距離を伸ばせる可能性が高いと言えます。
玉川さんの発言は、まさにこの点を指摘されていたと考えられます。

教育現場の課題? 条件設定の重要性

多くの生徒がこのような勘違いをしたまま高校を卒業してしまうのは、教育の現場で条件をしっかりと意識させていないからではないかと思います。

身近な現象と物理の法則を結びつけて理解させることの重要性を改めて感じさせられます。

最近では、PCのシミュレーターなどで現実のボールの飛び方を視覚的に示す教育も行われているかもしれませんが、少なくとも基本的な考え方はしっかりと教えるべきでしょう。

現実的な視点

参考までに、AIのCopilotに「野球のボールを遠投するとき一番遠くに飛ばせる角度は何度ですか?空気抵抗は無視してください。」と質問したところ、以下のような回答が得られました。

Copilotの回答:

野球のボールを遠投する際、一番遠くに飛ばせる理想的な角度は30度です¹。この角度は、投げ上げる角度(θ)と初速(s)の関係に基づいて求められます。角度が大きいほど初速が遅くなるため、45度ではなく30度が最適です¹。

ただし、人間が投げる場合は身長や手の長さなどの要因が影響します。地上2メートルほどの高さから投射が始まるため、投げ出しの位置が地面より高い場合、45度では最も遠くに飛びません。例えば、2メートルの高さからボールを10メートル/秒で投げる場合、計算上40.28度が最も飛距離が大きくなります²。

ソース: Bing との会話 2024/3/14

【最も遠くに飛ぶのは45°ではない?】飛距離を最大にする角度 - 高精度計算サイト

Copilotの回答からも、現実的な条件を考慮すると、必ずしも45度が最適ではないことがわかります。人間の投げる高さなどを考慮すると、より低い角度が飛距離を最大化する可能性があるようです。

まとめ:物理を学び、身近な現象を深く理解しよう

今回の話題は、私たちが当たり前だと思っていることでも、物理の視点から見ると異なる側面があることを教えてくれます。高校物理で学ぶ基礎的な知識も、現実世界の現象を理解するための重要な土台となります。もし、今回の話で物理に興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひ学び直しを通して、身の回りの様々な現象をより深く理解してみてはいかがでしょうか。


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