スピードガンとトラックマン
トラックマンを使っている球場の方がスピードガンを使っている地方球場より7〜8キロは球速が速く表示されます。
地方球場は終速、トラックマンを使用している球場は初速を表示させているからです。
これが頭に入っているかどうかでは試合当日の調子の良し悪しの判断に影響してきます。
投手のバロメーターとして球速があります。球速といっても初速なのか終速なのかで全く異なります。だいたいメディアでMAXという場合は初速なので、地方球場での数値にプラス7〜8キロと考えましょう。
スピードガンを意識するな!はダメ
アマチュア野球ではスピードを意識してはいけない指導がされますが、完全に間違っていると言えます。
制球力とは
球を制する力と書いて制球力。これはコースを投げ分ける力だけを指すわけではありません。
他に必要な要素は、球速や回転数などがそうです。
プロ野球のエース級の投手というのは5キロごとに違う球を投げることも可能です。
指定された球速で投げることも可能です。球速を変えることは、それだけで横への変化を与えているのと同じだけの効果があります。
5キロ違うとボールの位置は75cmほど変わります。
これだけで奥行きも使ったピッチングができるのです。
5キロの変化というのは打者にしかわからないような違いです。ベンチからは分からないですし、なんなら打っている打者も気がつかないレベルの強弱ですから。
いつでも打てるような雰囲気になり結局点が取れなかった。というパターンになりやすいのです。
これがアマチュアだと10キロごとにしか制御できません。
小刻みに緩急をつけられるようにするには常にスピードガンを意識して投げることです。
どれくらいの力感で投げるとどれくらいのスピードガンと出るのかということを体で覚えましょう。
MAXを追求するのも悪くはありませんが、自分の投げる球速帯にどれだけの球があるのかが重要なのです。
昔の自分に会えたら教えてやりたいことだったので書き残しておきます。
おわり。