- ホームベースからバックネットまでの距離は60フィート(18.288m)
- なぜホームベースからバックネットまでの距離を知っておかなければいけないのか?
- 球場でピッチングが変わってしまう人向けの練習方法
- 球場でチカラを発揮するためのピッチングのコツ
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ホームベースからバックネットまでの距離は60フィート(18.288m)
タイトルの答えは見出しにも書きましたが公認野球規則には「60フィート(18・288m)以上」必要と書かれています。
ピッチャープレートからホームベースまでの距離と同じ距離と覚えておきましょう。
日本の野球場は横浜スタジアムは最長で23.8m、最短では18.3mで東京ドームやマツダスタジアムなどとなっています。
プロ野球でのメイン球場でない地方球場でも18.3mはあるように設計されていますので、高校野球で使う球場の広さは頭に入れておく必要があります。
なぜホームベースからバックネットまでの距離を知っておかなければいけないのか?
キミは、ブルペンで投げる時に球場で投げることを意識して練習できているでしょうか?
練習場所のブルペンの後ろには壁や木がありませんか?壁や木があるとキャッチャーが近くに感じます。
キャッチャーの後ろに何もないとキャッチャーが遠く感じてしまいます。
球場では後ろに木が立っていませんよね?
その感覚のズレを修正できずにコントロールを乱す投手は非常に多いのです。
高校野球を見ていても、公立高校の投手ほどその傾向は強いと思っています。球場を使った実戦練習が不足しているからでしょう。
球場でピッチングが変わってしまう人向けの練習方法
ブルペンでは良いけど球場だと力が発揮できないという投手は、2塁の方向にキャッチャーを座らせて投げる練習をしたいところです。外野に向かって投げるのは暴投したらどうしようという意識が働くのでフォームも力みもリズムも変わります。
その変化に気づき修正する能力が必要なのです。
公立高校の練習場所だとちゃんとファールゾーンを確保できていないところも多いですからね。球場との感覚の違いを認識して、普段から球場の広さを意識した練習を積み重ねましょう。
球場でチカラを発揮するためのピッチングのコツ
もう一つ付け加えておくと実戦で使えるコツがあります。
そのコツはボーリングがヒントになります。ゴールではなく自分の近くの目標を意識することです。ここらへんに腕を持っていくと安定するなという目印を探してみましょう。
ボーリングには手前に目印がありますよね?あれに似たようなものを自分なりに見つけるのです。
たとえば自分の帽子のツバだったり、自分の影だったりするわけです。
こういったコツは自然と使っている選手もいるとは思いますが、教えてもらわないと気が付かない選手の方が多いと思います。
伝説のスコアラー三井康浩氏の著書『もし、プロのスコアラーがあなたの野球チームにいたら何をやるか?』はこういった基本的なことが詰め込まれています。
このボーリングの目印の例はこの本に書かれていましたが、実際にボクも同じようなことをしていたので紹介しておきました。
「投手のクセを盗む」とか「照明の位置をチェックする」といった基本的なことが書かれています。
「そんなこと知っているし、やっているよ。」と思いましたか?
じゃあ、逆に聞きたいのですが「全部やっていますか?」と。
一つ一つは小さいことで、あまり意味を持たないかもしれませんが本書に書いてある事をを常に意識をして野球に向き合えたとしたらめちゃくちゃ他の選手やチームとは差がつくはずです。
規則や基本を知っていることで練習が変わります。
みんながやっているからというだけの練習では成果は出ないでしょう。
なぜ、結果が出ないのかを分析し原因と対策を練ることが上達のポイントです。
「行き着く先はいつも基本」です。
某中学生の全国大会優勝チームでは記事の上で書いたことは当たり前に教えられているそうです。当たり前のことを当たり前にやり続けられるかですからね。
公立高校の中でよく練習はしているけど、あまり結果が出ないという選手の参考になれば良いかなと思います。
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