国語の文法を、教える機会があったので気になったところを書き残しておきたいと思います。中学1年生の『文の成分』についてです。覚えてますか??
文の成分ってなに?
文の成分は
- 主語
- 述語
- 修飾語
- 接続語
- 独立語
のいずれかになります。文節とは意味のわかる程度に区切ったかたまりのことですね。「ね」を入れて読んでみて違和感がなければ文節に区切れているでしょう。
例えば
「疲れたけど、ダラゴはブログを書きます。」
上の文で、文の成分を割り振ってみて下さい。
「疲れたけど(ね)、ダラゴは(ね)ブログを(ね)書きます(ね)。」
のように文節が分かれます。
そして、この文節には役割があってそれぞれ以下のようになります。
- 疲れたけど→接続語
- ダラゴは→主語
- ブログを→修飾語
- 書きます→述語
です。
このような問題を解く時の手順は
- 適切な文節に区切る。
- 述語を探す。
- 主語を探す。
- 修飾語・接続語・独立語を振り分ける。
のような手順で考えるのが良いと思います。主語より述語を先に見つけることがポイントです。
中学生の間違いの多くは
- 文節を適切に区切れていない
- 主語を間違える
です。日本語の場合、①文節を適切に区切れていないのは練習をしてもらうことにして、②の主語を間違えないようにするには「まずは述語から考える」ことです。
述語に対して、「何が(は)」「誰が(は)」と主語を考えてみましょう。考える順番を少し変えるだけで間違いが減ります。
英語もそうですが動詞が文型を決めるので、動詞が文の要素では1番重要だと教えられます。日本語だと述語(動詞・形容動詞)がそうですね。日本語は主語がないこともあるけど、述語はあるのだから優先するのは理にかなっていますよね。
日本語では述語の位置は文末にあることが多い。
文のどこらへんに述語があるかというのも意識しておきましょう。
日本語の場合、述語は文末に来ることが多いです。
英語の場合、文の要素では主語の次に動詞がくるので、動詞と述語の位置がめちゃくちゃ違いますね。
日本語と英語の違いを認識することが日本語も英語もより良いものにしていくのだと思います。
「文法なんかやっても意味あるの?」「話せたり意味が分かる文章を書ければ良くない?」という意見もありますが、文の構造を理解することは抽象的な概念を身につけることだと思います。
具体的な文から抽象的な文法事項を見つけ出す。国語の文法問題をトレーニングすることで抽象的な事を理解する能力が磨かれます。中学レベルの文法問題は力を入れて取り組んだ方がいいと思います。
今回の記事の内容的には中学1年レベルの文法でした。周りに中学1年生以上の子がいれば確認してみてください。意外とできていない子も多いと思いますよ。
オススメ
おーり。