「ホームレスなんていなくなってしまえばいい。」
そう発言した人が批判されている。
ホームレスというポジションを無くすことは日本社会が目指すべきではないのか?
というのは一理ある。
しかしDaiGo氏の発言は、ホームレスになるような人そのものがこの世からいなくなっても構わない、との発言のようだ。
たしかにこれはヤバい。
明日は我が身。である。
いつ、誰とも会いたくなくなるかも分からない。誰にも知られずひっそりと生きていきたくなるかもしれない。
もし、わたしがそうなったとしても、探さないでおくれ。なんとかしてこのブログは更新するつもりだ。。。
どうやらDaiGo氏は大学生あたりには相当な人気があるらしい。
先日も
「ダラゴさん、DaiGoのチャンネル登録してないんですか?見ないとこのままパッとしない人生で終わりますよ。」
なんて言われる始末だ。
また後日の休憩時間、彼がずっとスマホをみているので、何か面白いことでもあるの?と聞いてみたら、YouTubeのコメントを読んでいるとのこと。
カキコミはしないそうだが、コメントを読むだけでも面白いそうだ。若者にとってYouTubeやSNSというのはコメントできることが魅力なのだろう。
それならとコメントを読んでみたのだが、ここには書けないようなコメントも散見される。
ただ中には、ためになりそうなコメントもあるにはある。
ひとつ紹介しよう。
「社会保障に税金は使われていない。」
というコメント。
そもそもDaiGo氏は、自分の稼いだお金をホームレスに使われるのが気に入らないらしい。それならネコに使ってくれと。
しかし、これは間違っている。
そもそもDaiGoのお金はホームレスに使われていねぇよ!と。
何が間違っているのか分かりますか?
「自分の稼いだお金がホームレスに使われているという勘違い」というのは多くの方にあるものです。
そもそも社会保障費の財源は、税金ではなく日本銀行の口座の残高を操作することによって生み出されます。
国債を発行すれば良いんですね。
そうすると、世の中にお金が出回ります。社会保障費にも支出されます。
ただ、世の中にお金が出回りすぎるとインフレになるので、それを抑えるために税金を徴収します。インフレになりすぎたら、国民の生活が困りますよね。
そう、日本には通貨発行権があるので、どんどん国債を発行することができます。インフレを抑えるには税金を高くする。
簡単に説明するとこんなところでしょう。数年前からよく聞くようになったMMT理論です。
自分の税金を使ってけしからん的な発想はやめましょう。ただ単に、税金は集めて燃やされるだけなんです。それが税金なんです。
DaiGo氏のような思想になるのは、経済が分かってないから、だと言えそうです。
わたしもMMT理論を学ぶ必要があるなと思いました。
今のところ、MMT理論のざっくりとした認識としては
- 通貨発行権がある国の政府は国債を発行しまくっても破綻しない。
- 税金はインフレ抑制、所得格差のため
くらいしかないのだけど。
勉強のテーマがひとつ増えました。
これからも一緒に学んでいきましょう。
おーり。