ダラゴーblog

人生の長いトンネルを抜けたらそこは真っ白なパソコンの画面でした。

ファクトフルネスの読み方。ググり読みが捗った!!

ファクトフルネスって2年前に流行った本をようやく読み始めました。で、36.37ページあたりで読むのがストップしたんですよ。この先進国と途上国のグラフでいいのか??って。

先進国と途上国(P.37)の分け方が問題ですね。筆者の「女性一人当たりの子どもの数」と「乳幼児生存率」が貧困の定義だと、データでは全人口の6%でたった13ヵ国だけしかないことになってしまいます。外務省の2018年のものを見るとLDCの基準というのは下の3つを満たした場合。

  • (1)一人あたりGNI(2014~2016年平均):1,025米ドル以下
  • (2)HAI(Human Assets Index):人的資源開発の程度を表すためにCDPが設定した指標で、栄養不足人口の割合、5歳以下乳幼児死亡率、妊産婦死亡率、中等教育就学率、成人識字率を指標化したもの。
  •  (3)EVI(Economic Vulnerability Index):外的ショックからの経済的脆弱性を表すためにCDPが設定した指標。人口規模、地理的要素、経済構造、環境、貿易のショック、自然災害のショックから構成。

後発開発途上国(LDC:Least Developed Country)|外務省

なんで「女性一人当たりの子どもの数」と「乳幼児生存率」5歳まで生存する子どもの割合で先進国と途上国を分けてんのよ。。この時点でこの本の書いてあることにクエスチョンマークがついてしまいました。他の方は「ふむふむなるほど」って読めるもんなんですかね??

AMAZONのレビューでは星の数はそれぞれ

  1. 3%
  2. 3%
  3. 12%
  4. 23%
  5. 59%

ってなってます。80%くらいの人が高評価してるけど、どれほど信頼して良いんでしょうか。。。。多分中身で評価してなくてキレイに届いたってだけで評価してたり??


ちなみにLDC(後発開発途上国)に認定されているのは47ヵ国です。これから数年以内に4ヵ国ほど卒業予定なんでどんどん少なくなってはいるんですが、本書では定義が自分勝手だと思いました。

 

 

あと、平均の比較のとこで

同じ点数の男性と女性でペアを組むと、余る人がほとんどいないくらいだ。一方メキシコとアメリカの所得のグラフは、重なりはあるものの一部でしかない。

こうやってデータを見ることではっきりと言えるのは、男性と女性も、アメリカ国民とメキシコ国民も、それぞれ分断されてはいないということだ。2つのグループには重なりがある。(P.54)

グラフを変えてみると違って見えるよという文脈なんですけど、分布を見てみると数学の点数のグラフはよく重なっているけど、アメリカとメキシコのグラフは20%ぐらいしか重なってねえの。太字のとこが読んでも意味わかりません。誰か教えてください。「分断」をどういう意味で使ってるんですか。完全に重ならない状態でないと分断と言わない感じですねこの人。

 

 

人はネガティブなことに注目しやすい??

世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったのでしょう?(p.66)

1997年、インドと中国の両方で42%が極度の貧困でした。それがインドでは12%、中国では0.7%まで低下。人口にしてそれぞれ2億7000万人と5億人の合計7.7億人が貧困から脱した。中南米でも貧困率が14%から4%になった

と書いてあります。人はネガティブなことに注目しがちで、事実とは異なるとのこと。

この箇所を読んでなるほど、世界は豊かになっているのだなと納得してしまった方は要注意です。この地球上の貧困が改善されていると言ってもほとんどが二つの国によるものです。世界は中国とインドだけではないでしょう。ほぼ二つの国しか見てないようなデータに説得力はあるんですかねえ。この本のこの箇所だけを読んで納得はできないでしょう。

 

とは言ってもですね、世界銀行のデータを見ると実際にアフリカでも改善されてきています。依然として貧困率は高いですけどね。。世界銀行のサイトは充実しててかなり勉強になります。なぜ今まで見たことなかったんだろう。。。

www.worldbank.org

サイトを見てもらえれば分かりますが、世界の貧困層の85%は南アジアとサブサハラ(サハラ砂漠以南)・アフリカ地域にいまして、サブサハラ・アフリカ地域の貧困率は高いですね。インドは劇的に改善されてますけど、コンゴ共和国はさらに増加していくと予想されています。

https://www.worldbank.org/ja/news/feature/2014/01/08/open-data-poverty

 

もっと面白い本だと思って期待していたんですが、ここまで読んでみてそうでもなさそうだというのが正直な感想。定義が曖昧なので、ググりながらじゃないとこの本は読めないと思います。

疲れたのでここで一旦お休み。

 

一応、面白いものを見つけたので記しておきます。

この本のファクトの元になっているギャップマインダーというサイト。ここのダラーストリートは面白いです。所得によってどういうものを使っているかが分かります。一番興味深いのはトイレ。結構な割合で野糞をしています。インフラが整っていないところはまだまだありそうです。

Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes

 

また気力が回復したら読んでみましょうかね。この本は本棚に飾っておくのが一番良い使い方だと思います。分厚いしそれっぽい感じが出ます。電子書籍だと全くアピールにならないので完全にNG です。

 

おしまい。