ダラゴのChance IT!!

19XX年生まれ

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「分数の1/2と1/3では、どちらが大きい?」 小5の正答率は○○%という記事を読んで。

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business.nikkei.comこの記事を読んで思ったことは、「まあ中学生くらいになったら80%くらいの子はちゃんと分かるようになるんだから良くないですか?」ということ。

時間が経てばわかることも自然と増えてくるんで、「ずっと学び続ける姿勢」とか「学びなおす」とか「わからないことは順序通りに細かくして学ぶ」ことの重要性を説いた方が良い気がしますね。
要するに

とにかく諦めんなってこと。(笑)

学ばない人の将来みたいなのを紹介して、恐怖を与えるのが一番良いとは思うけど。

分数の理解ができない子どもに教えるときの注意点

分数の理解に苦しむ小学生は、一般的に以下のような概念を完全に理解できていない場合が多いです。これらは分数を理解する上での基礎的な概念やスキルであり、これらの一つ一つが分数の学習において重要な役割を果たします。

1. 全体と部分の関係

分数が全体の一部を表すという概念を理解できていないことがあります。分数はある全体に対するその部分の割合や比率を示していますが、この「全体と部分」という基本的な関係性の理解が欠けていると、分数の意味を把握するのが難しくなります。

よくあるのが分母と分子どちらが全体(基準)かを忘れてしまう子。最初に学ぶときに、1/2みたいな分母(下の数)よりも分子(上の数)が小さい分数を「真分数」と言いますが、このときにちゃんと下(分母)の方が大きい(全体)ということを覚えてもらいましょう。

2. 等分された全体

分数が等分された全体の一部を表すことの理解。たとえば、ピザを4等分したときの1ピースを示す「1/4」のように、分数は全体がいくつかの等しい部分に分けられ、そのうちのいくつかを指しています。等分される前の基準への理解が不十分であると、分数の基本的な概念を理解するのが難しくなります。

また、こういった説明がされるときに「等分」という言葉が使われますが、「とうぶん」いう読みの言葉は「当分」や「糖分」が有ります。ちゃんと「等しく分ける」んだよと言葉の意味を教えましょう。
分数は小学校3年生で習います。

「等」という漢字も3年生で習います。

等分の意味がわからないと当分の間、分数が理解できなくなってしまうので注意しましょう。

あと、この時、「等しく分ける」ってとこに違和感を持つ子がいると思います。「え、絶対に無理じゃん!先生やってみてよ。」みたいな。
しっかりと対応してあげましょう。

3. 分母と分子の役割

分子が全体の中の部分の数を、分母が全体を何等分するかを示しているという点の理解。分子と分母のこの区別が不明確な場合、分数の読み方や意味を正確に理解するのが難しくなります。

ここで、分母という言葉について違和感を持つ子が増えてきます。

なぜ、「分母」なんて名前なの?

分父じゃないの?とか分父母にしない??みたいな。
「分母」は、英語で"denominator"といいます。等しく分けるとき、いくつに分けるかを表す単語ですね。

4. 同値な分数

異なる分数が同じ量を表すことがある(例:1/2 と 2/4 は同じ量を表す)という概念の理解。これは分数の拡大や約分に直接関連しており、分数の等価性の概念を理解していないと、分数を操作する際に混乱を招きます。

表面上違っていても、意味する内容は同じということがある理解させることが大事です。国語だと「似たことを言っていても、表現が違うなら違うでしょ」ってなると思うんですが、算数を使えば、「違う表現をしていても意味は同じ」ということがあることを教えられます。


この辺りを理解できていれば、分数は完璧です。

ちなみに、分子と分母の間にあるハイフンみたいな記号は何という名前でしょう。これに答えられない小学校の先生はいないと思いますが、知らなかったり忘れていたりする方もいるとは思いますので、生徒に聞かれたときの為に調べておくことをおすすめします。中学校の生徒には、いきなり聞いてみても面白いと思いますね。