theyは単数形でも使う
学校では、「they」は複数のヒトやモノを表す代名詞と習いますね。
基本的には複数形で使うので、学校のテストで「they is」って答えたらバツになってしまいます。正しくはbe動詞なら「they are/were」で使いますよね。
でも、2017年の「APスタイルブック」では、男女どちらにも分類されたくない人向けに「they」の単数形を容認したそうです。
APスタイルブックというのは英文の書き方の指南者です。AP通信関連のものなので権威性のあるものだといわれています。
単数形だけど、「they is」「they was」とは言わずに常に『they are/were』のようになるそうです。youと同じような使い方ってことですね。youも単数だろうと複数だろうとbe動詞は「are/were」を使いますもんね。
これってまだ4年しか経ってないので日本ではほとんどの人は知らないでしょうし。
ダラゴは新聞記事でたまたま知ったのですが、この使い方が普及するには10年くらいはかかるんじゃないかな?そもそも普及するかは現時点では分かりませんがね。
言語をどう捉えるか
まぁ最近では新聞記事でもネットニュースでも性的マイノリティの話題がない日はないくらいです。
その流れには逆らえないと思います。
英語以外でもこういう感じの言葉は使われるようになりはじめていて、ここ数ヶ月でもフランス語でも性別に左右されない語句が使われるようになってきているそうです。
フランス語では、英語でいうheにあたる「il」と英語のsheにあたる「elle」とを合体させた「iel」(イエル)という単語が有名な辞書に載ったとのこと。
こういう言葉を辞書が掲載したことに対しての批判もあるようですが、言葉は変化するものですからしょうがないでしょうね。
おーり。