TACの参考書「みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書 (上) 2024年度 [企業経営理論 財務・会計 運用管理]」で分かりにくいところがありました。
財務・会計(P.74)です。
税引き後のキャッシュフローについて。
設備投資をした時の経済的効果(正味CF)についての解説があります。
正味CF
①=(CIFーCOF)×(1-税率)+減価償却費×税率
②=(CIFーCOー減価償却費)×(1-税率)+減価償却費
- (1-税率)を掛ける意味
- (CIFーCOー減価償却費)の意味
- ②の式で、最後に減価償却費を足す意味
1日中考えたり調べてみたところ、ようやく納得できたのでメモしておきます。
①(1-税率)を掛ける意味
これは税引き後の現金を表しています。税率分(小数)を少数で1から引いたものは税引き後の分ですね。あたりまえでした(笑)
②(CIFーCOFー減価償却費)の意味
(CIFーCOFー減価償却費)は税引き前の利益を表しています。これに(1-税率)を掛けることで「税引き後の利益」を出しています。
TACの参考書には営業利益って書いてありますが、正確な表現なんですかね?正確ではない気がします。
「2024年版速修テキスト財務・会計(早稲田出版)」では「税引き後利益+減価償却費」と書かれているようなのでこちらで覚えた方が良いかと思います。
③最後に減価償却費を足す意味
(税引き後)利益を求めるために一度「税引き前の利益」を出していますが、そこには現金の支出を伴わない減価償却費が含まれているので、そのまま足し戻します。
わりと理解できずにいたので調べていたら結構時間がかかりましたね。
この動画では「税引き後利益+減価償却費」がさらっと流されていますけど、なぜそうなるのかは分からないんですよ。この動画は②→①と教えた方が分かりやすいのではないでしょうか。というのと、動画での説明は計算すればそうなるのは分かるんだけど、もう少し式の展開をして説明してあげなよって思いますね笑
とにかく、中小企業診断士のテキストや教材の質はピンキリだと思いましたね。
需要があまり高くない試験なのでしょうがないのかもしれないですが、教材選びを間違えないようにしましょう。
疑問点があったらすぐに質問できる環境は重要だと感じましたね。。
ボクの独学の仕方は全然効率はよくないと思います笑
良い子はマネしない様に!!
通学するなら「資格の大原」
コストを抑えたいならオンスク!(「経営戦略論」「組織論」「マーケティング」のみです。)