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え、使えば使うほど高くなる税金?「累進消費税」について、ちょっと考えてみない?

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優香: 「ねえ、大吾さん。最近、『累進消費税』っていう言葉、聞いたことある?」

大吾: 「るいしん…消費税?いや、初めて聞いたな。なんだか難しそうだね。優香ちゃん、詳しいの?」

優香: 「うん、ちょっと調べてみたんだけど、すっごく面白い仕組みなの!今の消費税が抱える問題を解決できるかもしれないって言われてて。今日は私が大吾さんに解説しちゃいます!」

大吾: 「お、それは頼もしいな。ぜひ教えてほしいよ」

 

まずは今の消費税の「問題点」から

 

優香: 「じゃあ、まずはおさらいからね。日本の消費税って、原則10%じゃない?食料品とか一部は8%だけど。これは『比例税率』といって、買うものの値段に比例して税額が決まる仕組みなの」

大吾: 「うん、1万円のものを買えば税金は1000円。誰が買っても同じだよね。それが普通じゃないのかい?」

優香: 「一見公平に見えるんだけど、実はそこに『逆進性』っていうワナがあるのよ」

大吾: 「逆進性?なんだか急に専門用語が出てきたぞ」

優香: 「簡単に言うと、所得が低い人ほど、収入に占める税金の負担が重くなっちゃうってこと。例えば、年収200万円の人と、年収2000万円の大吾さんみたいな人がいたとするじゃない?」

大吾: 「(僕が年収2000万円…!?)うん、それで?」

優香: 「二人が同じように年間100万円の買い物をしたら、払う消費税は同じ10万円よね。でも、年収200万円の人にとって10万円は収入の5%だけど、大吾さんにとってはたったの0.5%。ほら、低所得の人の方が、負担感がずっと大きいでしょ?」

大吾: 「なるほど…!言われてみればそうだ。稼ぎの少ない人ほど、収入のほとんどを生活費に使うから、消費税の負担が重くのしかかるわけか」

 

そこで登場!「累進消費税」の仕組み

 

優香: 「そこで考えられたのが、今回のテーマ『累進消費税』!これは、所得税みたいに、年間の消費額が大きければ大きいほど、税率も上がっていくっていう仕組みなの」

大吾: 「へぇ!使えば使うほど税率がアップするのか。例えば、どんな感じに?」

優香: 「あくまで例えばだけど、こんな感じね」

  • 年間の消費額が100万円までの部分は、税率3%

  • 100万円を超えて300万円までの部分は、税率10%

  • 300万円を超えた部分は、税率20%

大吾: 「おお、それならたくさん買い物をする余裕のある人が、より多くの税金を負担することになる。さっきの逆進性の問題も解決できて、すごく公平に感じるな」

 

どうやって「使った額」を把握するの?マイナンバーの活用案

 

大吾: 「でも、素朴な疑問なんだけど、国はどうやって『誰が年間いくら使ったか』を把握するんだい?レシートを全部集めて提出するわけにもいかないだろうし」

優香: 「いいところに気づいたね、大吾さん!そこがこの制度の最大の課題で、色々な方法が考えられているんだけど、一番現実的かもしれないのがマイナンバーカードを使う方法よ」

大吾: 「マイナンバーカード?」

優香: 「そう!買い物の時にレジでマイナンバーカードを提示すれば、その人の消費額がデータとして国に蓄積されていくの。そして年末になったら、その累計額に応じて自動的にその人の税率が決まる、っていう仕組み」

大吾: 「なるほど!それなら、僕たちがわざわざ計算したり申告したりしなくても、正確な消費額がわかるわけだ。技術的には可能なのかもしれないな」

 

メリットだけじゃない?マイナンバー方式の課題

 

大吾: 「でも、待てよ。それってつまり、僕がいつ、どこで、何を買ったか、全部国に知られちゃうってことじゃないか?なんだか少し怖い気もするな…」

優香: 「さすが大吾さん、鋭い!その通り。それがこの方式の一番の課題なの。税の公平性を保つためとはいえ、個人の消費行動がすべて国に筒抜けになってしまうことへのプライバシーの懸念は、絶対にクリアしなきゃいけない問題よね」

大吾: 「うん。それに、お店側の負担も大きそうだ。すべての店にカードを読み取る機械を置かなきゃいけないとなると、特に個人商店なんかは大変だろうな」

優香: 「そうなの。カードを持っていない人はどうするの?っていう問題もあるしね。完璧に見える仕組みだけど、社会全体で受け入れるには、まだまだ議論が必要ってこと」

 

理想の税制への道のり

 

大吾: 「なるほどなあ…。『累進消費税』は、税の公平性を実現するためのすごく魅力的なアイデアだけど、その実現方法には、プライバシーやコストといった大きな壁があるわけか」

優香: 「そういうこと!今日のまとめはこんな感じかな」

 

累進消費税(マイナンバー方式)

仕組み

マイナンバーカードで個人の年間消費額を把握し、累計額に応じて高い税率を適用する。

メリット

・消費税の逆進性を解消し、税負担の公平性が高まる。
・消費の多い高所得者層の負担が増え、格差是正に繋がる可能性がある。

デメリット・課題

・国による個人消費の完全な把握というプライバシー上の懸念。
・全国の店舗へのカードリーダー導入など、社会的なコストが大きい。
・カードを持たない人への対応など、制度設計が複雑。

大吾: 「いやあ、勉強になったよ、優香先生。ただの税金の話かと思いきや、僕たちの暮らしや社会のあり方そのものに関わる、すごく深いテーマだったんだな」

優香: 「でしょ?こうやって色々な仕組みを知って、『自分たちの社会にとって何が一番いいんだろう?』って考えるきっかけになったら嬉しいな!」

参考文献・サイト

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