ダラゴーのラクガキノート

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【スピードガンとトラックマン】最近の投手の球は10年前と比べてもそんなに速くはなっていない。

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最近はこういう記事を見かけるようになりすごいなーと思っている方も多いと思いますが、実際にはどれほどスピードは上がっているのでしょうか。2016年以前とは比較にならないので注意してください。それ以前なんて145キロを投げる高校生はドラフト1位で指名されていましたからね。

日本のプロ野球の投手の球速って上がっているの??

最近は160キロを超えるスピードボールを投げる投手が増えてきていますが、この数年で投手の能力が飛躍的に伸びたわけではありません。

1999年に松坂大輔投手が155キロを計測しているので、今の計測方法にすれば160キロは超えていたはずです。

「元巨人の江川卓さんの球はめちゃくちゃ速かったんだよ」と言っても「140キロ台しか出ていないじゃないか」と言われてしまうんですね。それが悔しいので、当時と今の違いをちゃんと教えるべきだと思います。

だんだんと先人を敬わなくなると思うんです。

 

何が原因かというと計測方法が変わっただけです。笑

2016年前後に一気にプロ野球の使用球場ではトラックマンが導入されました。大谷翔平選手が165キロを計測したのはこの年です。

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あまりスピードの計測方法についての情報は多くはありませんが、簡単な原理くらいは知っておいた方が良いと思います。

従来のスピードガンとトラックマンは計測の仕方が違う。

解説者の中にはスピードガンの精度が上がったということをいう人もいますが、スピードガンとトラックマンは区別して話した方が良いと思いますね。

全く別のものを使っているわけなので。

 

だって、一般人の方からすればスピードガンの性能が変わるなんてあるのか??と思いますよね。

 

もし性能が上がるとしたら、ボールを自動追尾できるとか、投手のリリースポイントに自動で照準を合わせられることくらいでしょうかね?

 

それ以外の部分的では、スピードガンは"電波"を使っているんですから、この15〜20年間で精度が変わることなんて考えられません。

トラックマンの計測方法

トラックマンの計測方法は画像から速度を計算しているんです。

だから初速も終速も測れて精度は高い。

 

トラックマンは画像を撮影してその画像から速度や回転数を計算で算出しています。ですのでカメラがボールを写していれば計測可能となります。

トラックマンは、カメラで撮影している所は初速も終速も計測できます。

映像さえ撮れればあとは計算するだけですからね。

スピードガンの計測方法は?

スピードガンは電波の跳ね返りをキャッチしてしているので動いているボールに直接ちゃんと電波を当てなくてはいけません。

物理的に電波を当てることが必要ですのでスピードガンを向ける位置や角度によって測れる速度が変わってきます。

むかしはスピードの出やすい球場があったり、出にくい球場があるのはスピードガンを向ける角度がそれぞれの球場で違うからですね。

 

今でも地方球場にある昔ながらのスピードガンは終速を測っていることが多いです。

ホームベース付近に向けるだけなので初速を測るより終速を測る方が簡単です。

 

スピードガンの方向を変えることは基本的にありません。

試合中に投手の初速を測ろうとしても左投手と右投手ではプレートを踏む位置や、投げ方によってリリースが2m以上も変わってしまいますからね。スピードガンで初速を精度よく測るのは難しいんです。

動画で見る時のトラックマンとスピードガンの区別の仕方

YouTubeなどにある、昔のプロ野球の映像をみてください。

スピードガンは捕手のミットに入る瞬間くらいにスピードが表示されますが、トラックマンの場合はバットを振った後に表示されます。計算の分だけ表示が遅くなるんですね。

球場の計測方法は意識した方が良い

一般的に初速と終速は7〜9キロくらいの差があります。どちらを測るかでも10キロくらいは変わってきます。

 

アマチュア野球で相手チームに関する情報が少ないと、対策を間違えてしまう可能性があります。ですので、どの計測方法なのかは意識しましょう。

 

プロ野球の投手のスピードが2010年代後半から如実に上がっている理由は、トラックマンを使っているからであって突然、いきなり技術レベルが高まったわけではありません。

 

あまりスピードガンや計測方法に関する情報は出てきませんが、原理を知っていれば正しい判断ができるようになると思います。