たのしい制約(佐藤雅彦)が中学国語の教科書に載っている
この文章は中学校の国語(1年)の教科書(光村図書)に採用されてます。
元同僚からある問題がどうしても分からないと連絡が来たので確認してみました。
その問題というのは教育開発出版のKeyワーク国語(1年)のある問題です。
「たのしい制約」に関する問題が載っているのですが、最初は考えても分かりませんでした。国語の教科書を取り寄せていたら3週間くらいは先になってしまうので、もとの文章が載っている本を取り寄せることに。調べてみると「毎月新聞」というタイトルの文庫本に載っている文章でした。元の文章は2000年頃に毎日新聞に寄稿されていたものです。そのコラムを編集して書籍化したものが毎月新聞です。
結局「毎月新聞」はネットで購入してしまいましたが、この本は図書館にありました。買う必要はなかったし、なんなら早く読めた。
なにか気になる本があるならまずは図書館を探すことが。これだけでお金も時間も節約できるはずです。
さて、話は戻ります。
元の文章を読んで分かったのですが、教材の方が間違っていますね。誤植のようですが、テキストの図だと(3)の問題が解けません。
(3)の解答は「構成している直線の本数が同じ」なのですが、Keyワークの図2だと本数が2.3.5.6.9で全部違ってしまいます。
元の文章にある図を見ると、正しくは6の上の横棒と9の下の横棒がありません。それなら簡単にわかる問題でした。
こんな無駄な時間はあるでしょうか。人生でトップ10には軽くランクインするほどの無駄な時間でした。
塾選びは教材もチェックしよう
教材を作ってる会社として誤植はダメです。
ですが、それ以前にこんなとこ空欄にして読解力とか鍛えられますかね???個人的には全く意味がないと思います。
だってただのクイズじゃないですか。。。笑
あと、本文の省略している箇所が省略すべき箇所ではないですね。大学のゼミというのを知っている人なら問題ないかもしれませんが、中学生にとってはどういう状況かも分かりにくいでしょう。まああの設問なら別にいらない箇所ではありますが、本文としてはカットするところではないと思います。
Keyワークは他の教科にもツッコミどころのある設問は結構あった印象なので、メモとか(残っていれば)読み返してみて、気になるところをこのブログに書いていこうかなとも思います。自分の頃から時間も経過しているので改定されている点もあるはずです。その点はご了承ください。
中学生向けの塾では、教育開発出版のテキストを利用している教室も多いと思うので、より良いものにしていただけたらと思っています。
中学生の塾選びは塾の雰囲気や教師も大事ではありますが、できるなら教材もチェックした方が良いですよ〜。
おーり。