いつも釣りの話しかしない"師匠"がいます。ボク自身は釣りにはそれほど興味はなかったのですが、本当に楽しそうに釣りの話をするので、段々とやってみたくなってきました。
自分の好きなものをアツく語れるのってスゴイことですよね。
普通ならいきなり趣味なんかをアツく語ろうものなら、熱くなり過ぎて高確率でソーシャルディスタンス取られますからね。
"師匠"はソーシャルディスタンスとか関係なくめちゃくちゃ距離を縮めてくるんですよ。
"師匠"はね。
コミュ力おばけなんです。
2回りも離れたおじいちゃんとも、めちゃくちゃ仲良くやってて、お互いあだ名で呼びあってますからね。
いつも会社にはギリギリか遅刻することもある"師匠"ですが、釣りの時は朝が早かろうが絶対に遅刻しません。朝の4時からバリバリ活動し始めちゃいますからね。
「釣りにだけは遅刻してはいけない」
のが信条なのだそう。
あと、「釣り好きなら釣りを仕事にしてはいけない」とも"師匠"はいうんですね。
釣りに全振りしてる人間なら'釣り'用具の会社に就職すれば良かったのに、なんでよりによって建設会社に勤めているんだろうとも思ったものですが、"師匠"なりの答えがあるようです。
ちょっと、最近(2000年代)の風潮に「好きなことを仕事にしよう。」というのがある気がしますが"師匠"の言っていることとは逆のことなので注意が必要かもしれなです。
確かに、昔より「個人で好きなことをした時にお金に換えることはしやすくなった」のは確かです。
最近のYouTuberなどの活動を見ていても、上手くいっていても数年もったら良いかな?ぐらいの勢いで活動休止になってますよね。
十分稼いだから、休むとかなら心配は要らないのですが、大半がメンタル的な調子を崩してのもののようです。
これはYouTubeが原因ではなく、「好きなことをし続けることがものすごいストレスになる」からなんですね。"師匠"曰く
2015年、ミシガン州立大学が 「好きなことを仕事にする者は本当に幸せか?」 というテーマで調査を行いました。
答えは「No」でした。
好きな仕事をしていても最初のだけで、5年程度のスパンでは「仕事は続けるうちに好きになる」と考えている人の方が幸福度は上だったのです。
オックスフォード大学が行った別の研究では 「好きを仕事にした人ほど長続きしない」との結論も出ています。
2014年にロイファナ大学が多数の起業家にアンケートをし「今の仕事は転職か」尋ねました。
わかったことは、「今の仕事に対する情熱はその仕事に注いだ時間に比例していたこと」
努力を注ぎ込むうちに情熱が高まり、天職に変わった人がほとんどだったそうです。
"師匠"がこの研究のデータを知っているとは思えませんが、経験からこのようなことを知っているのでしょう。"師匠"の言葉なんで間違いはないと思いますよ。
こういう類の悩みって最近抱えている方が増えているそうなんですが、いろんな研究データも揃ってきているので最適な選択をしていきましょう。
好きなことを仕事にしようと頑張らないほうが賢明かもしれないですよ。
あ、でも師匠もたまにズレたことを言うので自分で判断してくださいね。
だって師匠は
「釣りは道具じゃないのよ」
なんておっしゃるんですが、
「水曜どうでしょう」のロゴ入りバッカンなんてあるんですよ?
買うしかないですよね、師匠?
これからはスーパーにもバッカン持ってくしかないですね……
エコバックの時代はいま終わりました。。