ダラゴは立ち止まった。
「ひきだしにテラリウム」という漫画の「かわいそうな動物園」のオチがわからなくて立ち止まった。
この動物園では、象の子どもが産まれたけれど、アルビノ(色素欠乏)で殺処分をしなくてはいけなかったり、産まれた鳥の卵を孵化しないように処分したりしていました。経営難な動物園の日常が描かれていました。
それから、最後のシーンは逃げ出していた動物園で飼っていた鳥が空を飛んでいるのを発見し、罠でも仕掛けようかという場面で、ある飼育員の元に何かが落ちてきます。
その場面「これ オリーブの葉です。」で終わるんだけど、どう意味か分かりますか??
(出典:ひきだしにテラリウム 九井諒子)
どういうことかというと、このような場面はノアの方舟のお話しにも出てくるのだそうです。
ノアの方舟というのは、知ってるという方は多いと思います。簡単に言うと、人間の振る舞いに怒った主(しゅ)は、洪水を起こし滅ぼそうとしました。正しい人であったノアは家族と地上の動物を箱舟に乗せて避難します。
40日間も続いた洪水が終わったあと、ノアは鳩を放すとその鳩がオリーブの葉を持って帰ってきたので、近くに陸地があることを知ることができたというお話しです。
「ひきだしにテラリウム 」の「かわいそうな動物園」に当てはめると、もう経営難に苦しまなくて済むということでしょう。
動物園=ノアの方舟だったわけです。
解説を読まなくては全くわかりませんでした。ノアの方舟は知っていても、ハトが何をしたかまでは覚えてません。ただ船の上で避難していたぐらいの記憶でした。
ダラゴーブログの経営難もいつかは終わるのでしょうか??
"オリーブの葉"が舞い落ちてきた時には、ブログで報告します!!
ちなみにオリーブはハトとともに平和の象徴でもありますね。国際連合の旗もオリーブの木がデザインされていますよ。
あと、オリーブ系の逸話に関しては下のサイトが面白かったです。
おーり。