ブログを書き始めたばかりの初心者だと、「ひたすら文字を打ち込んで、改行。2000文字いったな。よし終わり!!」なんて進め方をしていませんか?
わたしはそうやってました。なんせ、ただ書きたいことをどんどん書くというのがこのブログのいいところだ!なんて言い聞かせてましたから…...
しかし、新聞や雑誌はもちろんブログ記事であっても「わかりやすい・読みやすい」文章には「見出し(headline)」がついています。なぜ、見出しがついているのでしょうか。
この記事では「見出し」を付けるということについて説明していきます。
目次
見出しとは
見出し(みだし、英語: headline)とは、新聞を始めとする様々な記事、文章において内容の要点を非常に短い言葉にまとめ、本文より大きな字で章(英: chapter、チャプターとも)や節(英: section、セクションとも)の最初に置かれる言葉
「見出し」という言葉を効いたことがないという方は少ないでしょう。聞いたことはある方がほとんどだと思います。ですが、それほど意識してこなかったという方のほうが多いと思います。
ポイント①見出しの役割
「見出し」とは、ただ単に文字サイズが変更されるデザイン的なものではなく、読者と検索エンジンに意味的なまとまり・構造的なまとまりを示すものです。全体の構造をわかりやすくするものなのです。階層ができているというのが機械にとっても人間にとってもわかりやすいのです。
日記なら時系列に書いても良いと思いますが、解説記事やレポートのような文章はわかりやすさが求められます。読み手からすると、見出しで大体の内容が掴めているのといないのとでは読みやすさが異なります。また、書き手からしても、ちゃんと全体の構成を考えてから、細部を考えるというステップを踏むほうが論理的におかしなことになりにくいです。
学校で習う文章は、「です・ます」などの語尾や呼称だったり、用紙の使い方くらいしか教えてくれません・入試で小論文を学んだ人はある程度の知識はあるでしょうが、文章をあまり書いたことのない方はまずは「見出し」を意識して文章を書いていきましょう。
ポイント②見出しの種類・使い方
ブログを書く際に使うのは、見出しタグ。h1~h6まであります。数字が小さい方がより大きいまとまり。h1はタイトルです。ボタンがあらかじめ設置されている場合は、大見出し・中見出し・小見出しのように分かれています。大見出しの中に中見出しを、中見出しの中に小見出しを設置していきましょう。
ポイント③見出しの注意点
一つの記事にh1は一つだけ
タイトルが複数あるような状態は検索エンジンにとっても不親切。見出しを適切に使えていないことが、グーグルアドセンスの審査を通らない原因かも。
テキストのサイズを変えるためではない
繰り返し言いますが、文字の大きさを変えるものではありません。デザイン文字サイズを変更したいならCSSで大きさを変えましょう。ブログなら文字の大きさボタンで変更しましょう。
一つの見出しに段落は3つまでにする。
多すぎるとわかりにくくなります。入れ子の構造にしても、コンピューターはわかりますが、人間が理解しにくい文章となってしまうのでなるべく避けましょう。
見出しをつけた後にすること
見出しをつけ終えたら、文章の構造が適切かどうかをチェックしましょう。それには目次をつけます。目次を付けるボタンがあるので、そこをクリックするだけです。文章の見出しが順番に並べられ構造がはっきりします。目次だけを読んでみて構造がおかしくないかチェックしてください。
ブログを訪問した人がまず目にするのはリード分と目次です。目次があると、見出しだけをみて全体像が把握できるので読者にとって必要な箇所がわかりやすいでしょう。そこから直接読みたい部分に飛ぶこともできます。
見出しをまず作り、その見出しごとに書いていきましょう。書くべき内容が明確なので筆が進みやすいはずです。また、パーツごとに書けば良いのでスキマ時間でも書いていける。途中で構成がおかしいなと気づいたときは、パズルのように見出しごと並べ替えたり削除したりしていきましょう。
ブログを書くときは、全体が見えるようにパソコンorタブレットで執筆することをお勧めします。わたしはスマホでも書いていましたが、流石に厳しかったです。
実践編(見出しを作ってから記事を作成してみた)
この記事は、見出しを考えてからその細部を書いていくという方法を取りました。慣れていないので、見出しから書き始めたとしても文章を書いているうちに混乱していきます。それは見出しが良いものではなかったからだと思います。
意味不明な見出しに対する説明をしようとしても無理なので、少し文章を書いてから見出しをすぐに付けるという方法のほうが良さそうです。
土台を少しづつ広げていくイメージです。文章を書いてキーワードを抽出する。この一手間をかけるだけでダシの効いた文章に仕上がると思います。さらに、文字数も見出しを意識して書くと増やしやすいと思います。
最後に、やはりプロの作ったものは「見出し」が抜群に秀逸です。見出しだけをチェックしてみるのも面白いでしょう。飛躍的に文章力が上がると思います。