コロナ禍で屋内でも屋外でもマスクをつけているのでほとんど花粉症の症状が出なくなりました。こういう方は沢山いそうですね。
今年も目薬とか炎症を抑える花粉症の薬を買ったのですが、ほぼ使用せず終わりそう。来年は間違っても買わないようにしよう。
2年も花粉症から遠ざかっているのだから治ってたりしないかな…
そういえば、東京都知事の公約で花粉症ゼロってあったはずだけど、どうなったんでしょう。
そもそも花粉症ゼロなんて無理だと思ってたのですが、常時マスクつけてればかなり抑えられますね。そういう意味も含めてゼロならなんとかなるかも。
でも、公約にするくらいなのだから根拠はあるのだろうと思い調べてみました。
花粉症ゼロは可能か
そもそも、東京都知事の公約に掲げられている花粉症の原因は多摩地区にあるスギだそう。
この地区のスギは高度経済成長期に住宅建材の需要を満たすために植林されたものです。その後スギが安価な輸入品に変わったことに加え、林業従事者が減少したことなどもあり放置されることになってしまいました。
このような多摩地区のスギを品種改良によって無花粉スギや花粉量の少ないスギ(従来の1%ほど)に植え替えようということなのです。さらにいうと東京都だけの取り組みでもなんでもなくて、平成20年頃から国や近隣の県も含めて取り組みは始まっていました。
公約を掲げるということでこの事業の認知してもらおうとしたのでしょうか。
花粉の出ないスギに替えるというのならできそうではありますが、公約にするのにはどうなんでしょう。時間はかなりかかりますよね。
実際には、まだ進んでいるということは聞いたことはありません。いきなり全部のスギを伐採するわけにもいかないので、徐々に植え替えていく必要があるからです。まあ、少しでも早く花粉症対策が進むと良いですね。
スギ花粉症の歴史は浅い
スギ花粉症の歴史は浅く、1963年(昭和38年)に栃木県日光市で発見され、翌年に報告されたそう。
スギは30年経つと花粉を出しまくります。
高度経済成長期に植えられたスギが1990年代になってから花粉をばら撒いているわけですね。スギが成長したころにはバブルも崩壊していて、住宅需要なんかなくなり、そのままスギの木が放置されたってことです。そりゃ花粉症も増えるわけです。
今後の10年でかなりのスギの木が入れ替わるようなので、徐々にスギの花粉症で苦しむ人は減っていくはずです。
製薬会社がこれからどういうクスリで稼ぐのかも知りたくなってきたなぁ。
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おーり。