3.11あの日
2011年の東日本大震災から10年。
3月になると東日本大震災を思い出します。あの時は、関東の北部にいてランニングをしていたんですよね。
あれ?
フラフラするな…
なんて思って、休もうとして止まったら
辺り一面が揺れていたことに気づきました。
すぐに防災スピーカーから市役所から地震発生の情報が入ってきて避難指示が出ました。
津波の到達時刻が告知されたときは、時限爆弾のタイマーがセットされた感がありましたよ。
だって
300m離れたところは海。
避難できないとモロにダメージを喰らうかもしれないと焦りました。
自分はけっこうヤバいぞと感じたんですが、周りの人たちはそれほど危機感を感じていなさそうでした。
結果的には無事だったわけですが。。
あとになって知ったことですが、どうやら海岸からの高さは10mくらいはあるような高いところだったようです。10mの高さがあれば安心かというと全く安全ではありませんでした。宮城県の女川漁港では14.8mという高さまでになったそう。
各地を襲った津波の高さは、福島県相馬では9.3m 以上、岩手県宮古で8.5m 以上、大船渡で8.0m以上、宮城県石巻市鮎川で7.6m以上などが観測(気象庁検潮所)されたほか、宮城県女川漁港で14.8mの津波痕跡も確認(港湾空港技術研究所)されています(特集 東日本大震災 : 防災情報のページ - 内閣府)
電話は繋がらないし、地割れはしているし、地面は液状化しているしで強い不安に襲われたのを覚えています。
ただ同時に非日常を体験していることで気分が盛り上がっていたのも事実です。不安だけど力が漲る感じ。
多分こういうときに火事場の馬鹿力が出るんだなとも感じました。まあ津波が来ていたらそんなことも無力なんですけども。
注目しているとこ以外で何かが起きる
南海トラフの大地震がスタンバイしてると言われているけど、その周辺で災害が起きています。1995年の阪神淡路大震災もね、ほとんどの人にとっては予想外だったはず。
南海トラフで地震が起きることは予想されているけど、その地震が起きる前に周辺で予兆がある。
みんなが見てるとこからは少しズレたところがポイントなんでしょうね。
きっと。なんの前触れもなく起きる。
そういうもんなんだなと思うようになりました。これは災害に限らず、経済や金融のマーケットでも同様でしょう。警戒しているところには備えがあるから被害は多少緩和される。
じゃないところにも気を配っておくこと。
本当に南海トラフ、首都直下型地震が起きたらどうなるんだろう。
地震の少ないところに移住できればいいけど、アメリカなんかでは地震のないような場所だとハリケーンの被害が大きかったりする。
一長一短なんですよね。
だから、出来ることとして
最低限の防災はしようと思ったのです。